冴えない40代中年の私が、いかにして若い女の家でSMを楽しめたか

私は40代を迎えてからSMに興味を持ち始めた。
若者に比べれば精力も減退し、頭髪も後退。
体型はメタボではないものの痩せギスで格好悪く、
しがないリーマンであり金もない。
そんな冴えないオヤジである私にもやっと春がきた。
いろいろと試してみたSM出会いサイトで、待望のマゾ女性と会う事になったのだ。
半信半疑で待ち合わせの場所に行くと・・・いた。
そこに立っていたのは紛れもなくメールのやり取りをしていた彼女。
年齢は29歳で独身、彼氏もおらず寂しい生活を送っているらしい。
私は緊張しつつ挨拶を交わし、とりあえずという事で近くの居酒屋に入った。
個室タイプの居酒屋だったので自然とSM話に花が咲く。
こういった場合、個室タイプだと会話の内容に気兼ねしなくて済むから助かる。
お酒も入り、なんとなく良い雰囲気に・・・。
そろそろホテルに誘おうかなんて私がマゴマゴとしていると
「今から私のお部屋きますか?」
驚くような彼女からのお誘い。
これまでの人生、女性から誘われた事さえ稀だというのに、
こんな初めて会った冴えない親父が誘ってもらえるなんて。
アダルトサイト恐るべし、と心底思った次第。
遠慮するのも悪いので、一緒に彼女の部屋に行くと
キレイに片付いた部屋の片隅にはバイブやローターなどの淫具がチラホラ・・・。
「こんなの使って何してるの?」
私はちょっと意地悪に問うてみた。
「え・・・そんなの・・・恥ずかしくて言えないですぅ」
モジモジしながら答える彼女の姿がなんとも可愛らしい。
私の中の何かがはじけた。
「じゃあ言わなくていいよ、身体に聞いてみるから(笑)」
私がそう言うと、彼女はちょっと間をおいてから頷いた。
それからはあれよあれよと二人とも裸になり、大人の時間の始まり。
正直SM経験のない私に何が出来るのかと内心焦っていたのだが、人間いざとなれば開き直る。
私は近くにあったヘアバンドを手に取り、彼女に目隠しをした。
「え~~なんですかぁ?恥ずかしいですぅ」
彼女はちょっと笑いながら、それでもまんざらでもない様子。
その証拠に、目隠しをした途端、彼女の股間は驚くほどに湿りを増したのだ。
明るくほがらかな彼女は、その後も玩具で苛めてあげるとケラケラ笑う。
恥ずかしいといいながらバイブを根元までズッポリ咥えこむ彼女のアソコ。
目隠しされ、M字に開脚しながら私の愚息を一生懸命しゃぶる姿は見ていて痛快だった。
私はSMというものに固定観念を持っていた。
SMというものはお互いが真剣な顔で、どちらかといえば真面目に行うものかと思っていたのだ。
薄暗い密室に主人がいて奴隷がいるのがSM。
苛烈な命令があり、それを忠実に実行するのがSM。
そんな官能小説の中のような世界を想像していたのだ。
しかし、まるで学生サークルのような軽いノリで楽しむプレイもあるのだと知った。
一人一人個性があるように、SMもまたそれぞれ違う形があっても良いのだろう。
私と同じくSM初心者の方は、とにかく開き直ってみてほしい。
意外と知識や経験がなくとも何とかなる。
初心者向けのサイトも意外と多く存在しているので、そういったところで出会いを探せば
きっとあなたらしいSM初体験を迎えられるのではないだろうか。
三島勝平(44)